今回の旅行ではTAOYA那須塩原に宿泊する前にプロが選ぶ日本のホテル旅館100選で上位にランキングされている母畑温泉八幡屋と匠のこころ吉川屋に宿泊しましたので違いを楽しみました。
宿泊代金はTAOYA那須塩原が和ベッド和室10畳の1泊21,660円の部屋しか空いていませんでしたので、八幡屋が22,000円、吉川屋が20,900円ほぼ同じほどの宿泊代金となっています。
TAOYA那須塩原は大江戸温泉物語かもしか荘が2023年8月に改装されてリブランドオープンされたものです。
そのため部屋やレストラン、ラウンジやフロントロビーはまだまだ新しいのでとても綺麗です。
チェックイン時にはフロントロビーには1人スタッフが居ましたが、玄関に横づけした車から荷物を降ろした後にフロントロビーに荷物を運ぶのは自分で行います。
チェックインフロントのスタッフは1名でしたので、順番待ちとなる場合もあります。
チェックイン時には夕食の時間と朝食の時間を決めて、ルームキーをもらって自分で荷物を持って部屋に行きます。
この点は高級温泉旅館の至れり尽くせりのチェックイン時の対応とは違うのですが、どちらが良いのかは人それぞれだと思います。
チェックアウトはもちろん大江戸温泉物語と同じく各自で自動のチェックアウト機を使って行います。
それと宿泊者は年齢層が若いカップルやグループ、子連れの家族旅行の方が圧倒的に多いと思いました。
TAOYAは熟年の方の利用は少なかったですし、年配者の利用が多いリーズナブルな大江戸温泉物語の宿とは違う年齢層の方をターゲットとした少しおしゃれで豪華な雰囲気を楽しみたい若年層の方のためのホテルだと思いました。
日本の伝統的な温泉旅館を楽しみたい方向けではなく、オールインクルーシブで食事はバイキングのリゾートホテルの滞在を楽しみたい方のためのホテルだと宿泊してみてわかりました。
今回宿泊したのは和ベッド和室10畳の部屋で、1か月前に宿泊予約した時にはこの部屋しか空いていなかったからです。
部屋は露天風呂のある4階の部屋で、夕方や早朝に露天風呂を利用するにはすぐに行けることからとても便利でした。
TAOYA那須塩原は部屋数が多くなく、2階に19室、3階に22室、4階に19室の全60室の宿となっています。
エレベーターは2基しかありませんが、客室数が少ないのでそれほど待つことはありません。
部屋は琉球畳の敷かれた和室にツインベッドが置かれていて、窓際にはソファーベッドが置かれています。
バスルームは無く、トイレと洗面所となっていますがこのスペースは広々としていますので使いやすいと思いました。
部屋には空の冷蔵庫とミネラルウォーター、湯沸かしポットがあります。
喉が渇いた時にはラウンジか湯上りラウンジに行けば良いのですが、宿泊慣れした方だと思うのですが炭酸対応の保温水筒を持って来てビールやドリンクを部屋に持って行く方が居ました。
私も次回オールインクルーシブの宿に宿泊する際にはビール専用マイボトルのグラウラーを持って行こうと思っています。
大浴場は2階にありますがそれほど大きくはありません。
10人以上もいれば混んでいるなといった雰囲気になってしまう広さです。
男性用
女性用
そのため宿泊人数が多い日には体を洗う10カ所のカランが空いていなかったり、髪の毛を乾かす5カ所の洗面台とドライヤーが空いていないことがあります。
私たちが利用した日も女性用の浴室は体を洗うカランは待たなければならず、洗面台のドライヤー待ちが大変なので髪の毛を乾かさずに湯上りラウンジを利用されている方も居ました。
ドライヤーはダイソンのものも置かれていましたが、とても使いにくく風量も少ないと思ってしまいました。
大浴場にフェイスタオルとバスタオルが置かれているのはとても良かったです。
4階の露天風呂には3回ほど行きましたが混んでいる時でも4名しか居ませんでしたし、独り占めもできて景色を見ながらゆっくり楽しむことができました。
露天風呂からの景色がわかる動画はこちらになります。
夕方からの暮れ行く景色や朝の景色も露天風呂は楽しむことができました。
湯上りラウンジは2階の大浴場のすぐの場所にあります。
こちらでビールやチューハイ、ソフトドリンク、アイスクリームを頂くことができます。
また隣には無料のマッサージ器が置かれていて使うことができます。
1階のレストラン手前にもコートヤードを見ながらくつろげるラウンジがあります。
こちらの方がドリンクの種類が多いのですが、湯上り後に行くにはちょっと遠いと思いました。
そのため夕食時間前のウエイティングバーとして利用しました。
実はこちらの置かれているワインの方がレストラン内で飲み放題となっているワインよりもボルドーの少しだけ美味しいものが置かれていました。
またコーヒーマシンもレストラン内には無いエスプレッソがありましたので、朝食後にはこちらでエスプレッソを頂きました。
夕食の時間はチェックイン時に午後5時30分からか、午後7時からと言われました。
午後6時頃が良いと言いますと午後5時45分からにしてくれました。
レストランには1階のコートヤードの横の通路から向かいます。
午後5時45分に行きますと30分からの方が大勢来ていて、食事の場所はレストラン内ではなく横にあるコートヤードを眺めることができる席しか空いていませんでした。
レストラン内の奥の席も一部空席がありましたが、スタッフの方は中は多くの方が居ることから音も反響して結構騒がしく感じるかもしれませんので、天井も高く広々しているこちらの席の方がおすすめと言われました。
たしかにこちらの席は騒がしくなかったので、翌朝もこちらの場所の席にしました。
楽しみにしていた料理は「オーベルジュ並み」と書かれた記事もあった事から期待していたのですが、思ったほどではないというのが本音です。
寿司は鮪などは無く安価なネタのさば、茹で海老、烏賊、炙りサーモンしかありませんでした。
刺身は鮪、ハナチ、サーモンの盛合せと甘えび、カツオのカルパッチョしかありませんでした。
この時期のお薦めメニューとなっていた釜揚げしらすとあさりのアヒージョは各自がコンロで温めるものではなく温度が低い大鍋に入ったものを取り分けるといったものでがっかりしました。
天婦羅もライブキッチン前に置かれていたので熱々かと思ったのですがすでに冷めていました。
サラダはサラダバーではなくカップに入ったシェイクサラダとなっていました。
見かけはおしゃれなのですが個人的には普通のサラダが良かったと思いました。
料理の中で美味しいと思ったのは出来立てのサーロインのグリルです。
こちらは牛脂を注入した加工肉ではなく、グリルで程よく焼きあがったものを切って提供してくれます。
霜降り牛肉ではありませんが、焼き加減もとても良く肉の美味しさを楽しめましたので2人分を2回おかわりしました。
1人分は3切れしかありませんので本当はもう少し食べたいと思ったのですが遠慮をしてしまいました。
夕食時はもちろんビールやワイン、カクテル、日本酒などが飲み放題となっていました。
ワインは3種類置かれていましたのでその場で3種とも飲み比べましたが、白ワインはイタリアワインが一番まともだと思いました。
クリームチーズと海老の酒盗和え、洋風うざく、お造り盛合せ、甘えびの刺身、釜揚げしらすとあさりのアヒージョ、生ハムサラダ、サーロインのグリル、天ぷら盛合せを頂きましたらお腹一杯になりました。
私たちの様な熟年になりますと食べ放題のビュッフェはあまり量を食べることが出来ませんが、ついつい頑張って食べすぎになってしまいますので、会席料理の方が合っているかもと思いました。
年齢の若い方と子連れの家族の方はとても楽しそうに食べていましたので、たくさん料理を食べることができる方にはビュッフェはおすすめだと思います。
以前宿泊した鬼怒川温泉のあさやのビュッフェ料理は食材も高級でとても美味しいと感動したのですが、TAOYA那須塩原のビュッフェ料理はもう少しがんばって欲しいと思いました。
朝食ではスパークリングワインが飲み放題となっていましたが、自家用車で来ている方が多いからか飲む方はほとんどいませんでした。
朝食はレストランがオープンした8時から行きました。
朝食で良かったのは海鮮丼を作ることができるコーナーがあり、具材は紅ズワイガニ、辛子明太子、烏賊ソーメン、烏賊の塩辛、甘えび、いたや小柱、マグロ、釜揚げしらす、いくらサーモン親子和えなどが置かれていました。
そのため朝から鮪とカニ丼とイカ納豆を楽しませてもらいました。
スキレットに入ったベーコンとソーセージ、目玉焼きは美味しそうでしたから頂きましたが、すでに冷めてしまって残念でした。
焼魚は好きなさかなを取り、自分の席に固形燃料が入ったコンロを持って行き温めて頂くのですが、このコンロでベーコンとソーセージを温めれば良かったかなと後で思いました。
まだまだカツサンドや自家製肉じゃが、ボロネーゼパスタなど食べたいものがありましたが無理でした。
朝もデザートやフルーツがあるのですが、お腹一杯になり食べることが出来ませんでした。
ごちそうさまでした。
売店が1階にあり午後3時から午後9時、午前7時から午前10時まで営業しています。
午前8時30分からはお土産が10%引きとなりますので、利用すると良いと思います。
TAOYA那須塩原に宿泊する日は天気が良くなかったのでオルゴール好きの私としては那須オルゴール美術館に行くことにしました。
入場料金は大人が1,100円となっていました。
那須オルゴール美術館に入りますと各種オルゴールと共にオートマタやシンギングバード、自動演奏機が置かれているのですが、見るだけがメインでオルゴールなどの演奏を聴くのは10分ほどで3台ほどしか行われませんでしたのでがっかりしてしまいました。
私は各時間での演奏実演ごとに違う機種のオルゴールの音色を楽しめると思ったので2回も参加しましたが、まったく同じものしか動かしてもらえませんでした。
演奏しているオルゴールについての説明もあまり詳しくありませんので演奏が終わった後に置かれているオルゴールのメンテナンスなどや収集について演奏を担当している方に聞きましたが、詳しい回答は頂けませんでした。
メンテナンスについては係の方は古いオルゴールは実際に動かすことが大切ですと言われていた割に、30分おきに行われるオルゴールの演奏は毎回同じオルゴールを動かすだけで、他の魅力的な機種は動かしてもらえませんでした。
また残念なことにオルゴールの演奏中は動画の撮影は出来ないと言われてしまいました。
ホールの離れたところで録画禁止を知らずにスマホで撮っている方がいますと、演奏を担当している係員が行って撮影しないでと注意をしていました。
オルゴール好きな我が家はこれまで京都嵐山オルゴール博物館やニデックオルゴール記念館すわのね、河口湖音楽と森の美術館や各所で開催されたオルゴール展に行きましたが撮影禁止はどこにもありませんでしたのでなぜかなと思いました。
今までは自宅に帰ってからも撮った動画でオルゴールの音色を楽しむことが出来ていましたので、動画撮影禁止は残念でした。
演奏するオルゴールの台数の少なさと、説明の少なさがネットなどで動画として流れますと来客が減ると思われているのでしょうか。
せっかく何台もの貴重なオルゴールが保存されているのですから、他のオルゴール館の様に多くの機種の音色を楽しませてもらえたらと思いました。
アンティークオルゴールの収集家で有名であった佐藤潔氏のコレクションのメモリアルホールということで期待して行ったのですが、音色を聞くことができず見るだけというのはアンティークオルゴール好きとしては残念でした。
1900年頃に作られたスイスのメルモド・フレール社のオルゴールのステラの姉妹機のミラの音色は実演で美しく澄んだ高音を響かせてとても良かったのですが、その横に置かれていたドイツ三大オルゴールメーカーの一つのポリフォン社製のディスクオルゴールのミカドの重厚で豊かな低音と煌めきのある高音の音色の違いなどを聞かせて欲しかったものです。
ホームページには全200曲演奏可能な世界最大級のシリンダー式オルゴールの「インターチェンジャブルシリンダーオーケストラボックス」を展示しているとかかれていますが、あくまでも展示だけで演奏はしてくれませんでした。
オートマチック・チェンジャーが付いたディスクオルゴールも置かれていましたが聞くことはできませんでした。
京都嵐山オルゴール博物館の方はオートマチック・チェンジャーのメンテナンスが大変ですと言っていましたので、メンテナンスが出来ない那須オルゴール美術館では聞かせてもらえないかなと思ってしまいました。
手造りオルゴールが行われていた部屋は子連れの方で大盛況でしたし、外観だけがかわいいシリンダーがおもちゃの小さなオルゴールがあるショップは混んでいました。
これは何というオルゴールとは関係ない説明もない変わった展示もあった事から、オルゴール好きの方のための施設ではなく、子連れ家族旅行の方がオリジナルのオルゴールを作って楽しむ事をメインにした施設だと思いました。
那須では那須オルゴール美術館でクラッシクオルゴールの音をじっくり楽しもうと思って行ったのですが、がっかりして早々に帰りました。
オルゴールの写真が少ないのは音色を聴くこができない画像だけ撮ってもしょうがないと思ったからです。
辛口の評価となっていますが、アンティークオルゴール好きの他の施設との本音の比較となっていますのでご容赦ください。
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