長野県の早太郎温泉の山野草の宿二人静はプロが選ぶ日本のホテル旅館100選の企画ランキング25位の宿となっています。
ランキングはおもてなしや料理、客室や大浴場といった施設、館内で行われるイベントや四季の演出などの企画という4つの部門がありますが、二人静は企画部門のみ入賞していてその他はランク外となっています。
企画部門で入賞したのはプロカメラマンによる記念撮影付宿泊プランや中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイチケット付宿泊プラン、わんちゃんと過ごす寛ぎの休日プランがあるからでしょうか。
わが家が二人静を選んだ理由は駒ヶ根近辺の宿で、楽天トラベルで総合評価が4.48でじゃらんでは総合評価4.6、一休みで総合得点が4.48と実際に宿泊した方の評価が良かったからです。
二人静のサービスについてですが、車を駐車場に停めて旅館のフロントに向かいますとお迎えからサービスが始まります。
フロントでのチェックイン手続では食事時間を決めるなど少し時間がかかりましたが、フロント前は広くないのですがソファーがありますので座って待つことができ、その後部屋に案内されます。
部屋ではお茶とお菓子のサービスがあり、係りの方から食事処が伝えられましたが覚えられずに後で食事はどこでと言われたかな?といったことに我が家はなりましたので、メモなど頂けたら有難かったかなと思いました。
食事の時間になり2階のエレベーターを降りましたら、係りの方が食事処まで案内してくれましたので、実際にはそれほど問題にはなりませんでした。
夕食時には女将の挨拶もありましたし、お風呂上りには冷たい天然水のサービスもされています。
チェックアウト時にはお茶のサービスがあり、最後まで滞在の余韻が楽しめて良かったと思いました。
二人静のサービスはスタッフのサービスがしっかりされていましたので、日本旅館のおもてなしの良い雰囲気は味わえると感じました。
部屋数も30室の宿ですから団体客は居なかったのでとても落ち着いた滞在を楽しめると思います。
二人静への車でのアクセスは駒ヶ根ICを降りて5分も走れば到着できます。
駒ケ岳ロープウエイに乗るためのベースの旅館としてもとても便利な温泉旅館なのではないでしょうか。
太田切川は目の前を流れていましたがそれほどの景色ではありませんでしたし、駒ヶ根ファームスまでは歩くと10分ほどかかりますので行きませんでした。
ホテルの周りにはこれといった施設はありませんでしたから、チェックイン後散策はしないで温泉を楽しむことにしました。
周辺のおすすめの観光地としては、光前寺は車で5分ほどの場所とすぐ近くですから、是非行かれることをお勧めします。
今回の二人静の宿泊は2世帯旅行でしたから26uの3ベッドのトリプルの洋室と、最上階で南アルプス一望の客室で和創匠と言われる松葉啓氏プロデュースの本邸ツイン洋室でした。
本邸ツイン洋室のベッドの様に見えるのは床がベッドの様に盛り上がったところに布団が敷いてあるといったものでしたから、寝心地もあまり良くなかった事から、宿泊した両親は和室にした方が良かったかなと言っていました。
部屋の雰囲気は本邸ツイン洋室の方が圧倒的に良かったのですが、トリプルルームはシモンズのベッドとなっていましたので寝心地はこちらの方が良かったと感じました。
部屋には洗面とトイレ、風呂が一体となったユニットバスがありました。
部屋には冷蔵庫がありますが、何も入っていませんし、ビールなどの飲み物は廊下にある自動販売機で購入してくれと言われました。
トリプルルームは本来であればツインの部屋にエキストラベッドが1台入ってベッドが3台となっている部屋のためとても狭いので、デスクの上に置かれたテレビがまた小さく、大画面テレビが普通の今ではとても見難いと感じるものでした。
また女性のための化粧台は小さな鏡が置かれているだけで、こちらも大きな鏡の設置をして欲しいと感じました。
もちろんユニット内に洗面台はありますが、3人の部屋で朝にはトイレの利用もあり、使いづらいのです。
部屋からの眺望も期待したのですが、それほど南アルプスも見られないので、眺望よりも広い和室を選択することがお勧めです。
アメニティにつきましては部屋にはシャワーキャップ、ブラシ、スリッパ、髭剃り、ドライヤー、男性用及び女性用バスアメニティ、歯磨きセットが用意されていました。
残念だったのはトリプル使用なのにフェイスタオルが1本しか用意されていないことです。
これではトイレの手拭といった使用のみで朝の洗顔などには利用出来ませんので不便を感じました。
もちろん浴用のタオルは人数分用意されていますが、入浴後は濡れていますので朝風呂の後には利用出来ませんでした。
ドライヤーは部屋にも浴場の更衣室にもあるのですが、こちらもとても小さな風量の無いドライヤーで、更に更衣室には2台のドライヤーしかありませんでした。
高級旅館ではバスタオルが更衣室に使い放題で置いてあることがあり、とても重宝するのですが何回も温泉入浴を楽しむ我が家は 二人静の2枚のバスタオルでは使用後に部屋で乾かす必要がありますので少し不便を感じました。
二人静の大浴場は男性用の内湯の早太郎大風呂と露天風呂の兵坊太郎露天風呂と、女性用の紫陽花大風呂と静香露天風呂があります。
利用可能時間は午後3時から翌日午前1時、午前5時から午前10時となっています。
温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明で臭いがなくやわらかな肌触りとなっていて、肌がスベスベしてとても良かったです。
源泉の温度は29℃ほどですから当然加温されていますし、源泉掛け流しといったものではありません。
浴場自体はそれほど広くありませんし、露天風呂の広さもそれなりとなっていますが、大きな宿ではない事からそれほど混む事もなく混まずに温泉の入浴を楽しむことが出来ました。
夏でしたから露天風呂でひぐらしの鳴き声を聞きながらの入浴できたのはとても癒されました。
大浴場のカランはシャワーの出も良く、バスアメニティも揃っていましたので快適な入浴を楽しむことができました。
男性用のお風呂の様子がわかる動画はこちらになります。
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貸切風呂はありませんのでプライベートに温泉を楽しみたい方は露天風呂付き特別室に宿泊すると良いでしょう。
夕食は食事処での食事となりました。
食事処は個室ではなく、眺望の良い部屋でのテーブル席でした。
残念だったのは大人数で宿泊されていた方が近くにある宴会場で宴会を行っていて、そのの歓声が聞こえてきてしまい、静かな雰囲気が台無しとなることがあった事です。
食事は会席料理となっていますが、信州らしくとても味付けが濃いと感じました。
ビールやワインを飲むの時のおつまみとしてはとても良いのですが、同行者には不評でした。
ハウスワインの井筒ワインはハウスワイン相応といった味だと感じました。
味付けが少し濃いと感じた以外は美味しく頂きましたが、特徴がある創作料理はありませんでした。
お品書きは次となっていました。
食前酒:山葡萄と山桃のカクテル
先付:山葵お浸し、新緑湯葉豆腐、子持飯蛸、生海苔、山葵
前菜:季節の酒肴五種盛り
椀物:蟹真薯湯葉包み、玉子素麺
御造里:真鯛、信州サーモン、帆立貝、甘海老
焼肴:鮎塩焼
凌ぎ:彩り巻き
温物:海鮮の卵白餡掛け
揚物:桜海老団子、煮穴子、隠元
進肴:国産牛ロース朴葉焼
酢の物:鱶鰭霙酢和え
御食事:信州産こしひかり
留椀:信州味噌袱紗仕立て
香の物:野沢菜、日の菜
水菓子:桃の香りのゼリー
朝食も食事処で和定食となっています。
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以前の朝食はバイキングでしたが、今は和定食をゆっくり頂くことができます。
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