
今回の宿泊はせっかくですからスイートルームのきしごんスイート杜若の部屋に宿泊する事にしました。
部屋の窓からは森の景色を楽しむことができます。
夕暮れの部屋の窓から聞こえる鳥とひぐらし蝉の鳴く声が夏らしさを感じる動画はこちらになります。
部屋は琉球畳のリビングルームとツインベッドルーム、踏込みとトイレ、洗面所、半露天風呂がある部屋となっています。
テレビはリビングルームだけでなくベッドルームにもありますので、ベッドに寝てテレビを見ることができます。
またベッドルームにはマッサージチェアがありますので湯上り後に利用しました。
トイレは独立していますので便利ですし、洗面所も2ボウルで広々としています。
半露天風呂もあって浴室の窓からは森の木々を眺めることができるので良いのですが、残念ながらお湯が温泉ではありませんので我が家は使用しませんでした。
部屋のアメニティはバスタオル、ハンドタオル、浴衣、パジャマ、お茶菓子、お茶セット、湯沸かしポット、冷水ポット、ドライヤー、ハンドソープ、歯磨きセットとなっています。
旅禍にはミネラルウオーターが置かれていることが多いのですが、こちらには洗面所に浄水器があってこれを利用するようになっています。
部屋で不満であったのは化粧キャビネットの場所が無かったことです。
洗面所を使えば良いと思われるかもしれませんが、洗面所にはハンドソープと消毒液しか無く、化粧品類は置かれていません。
そのため持参した化粧品類を並べなければならないのですが、リビングルームにもベッドルームにもメイクコーナーになるような場所が無いので不便でした。
そのためリビングルームの机の上に化粧品類を並べて、持って行ったコンパクトな鏡を使っていました。
またホームページにも書かれていますが2階のエレベーターから部屋に行くには5段の階段を下る必要があり、荷物のキャスターバックを運ぶのには不便でした。
食事会場や大浴場に行くためには必ずこの階段の上り下りをしなければなりませんので、少し大変でした。
そして参ったのは2階のエレベーターホールすぐの所に喫煙室があって、喫煙室の出入口の下部が格子状になっていることからタバコの臭いが周りの廊下に漂ってきていて、部屋までの廊下にもタバコの臭いがあったことです。
部屋の中まではタバコの臭いは入って来ませんが、廊下に喫煙室のタバコの臭いが漂っているのには閉口しました。
きしごんスイートの部屋の宿泊代金は岸権旅館自体がカジュアルな宿のことから比較的リーズナブルな価格となっていますので、広い部屋に宿泊したい方にはお勧めです。
旅館の前まで車で行きますと係にキーを預ければ車を移動してくれます。
荷物を降ろして旅館にチェックインしますとまずラウンジに案内されてこちらでチェックインとなり、お茶とお茶菓子のサービスがあります。
女性には色浴衣のサービスがあって、チェックインラウンジの棚に置かれている自分の好きな柄を選ぶことができます。
一通りが終わりますと館内の案内後に部屋まで案内してくれました。
夕食の時間になりましたので2階にある食事処の榛名に行きましたが、案内された席はスイートルームに宿泊しているにも関わらず景色の良い窓際の席ではなく、通常の席に案内されましたので、食事の席の場所にはちょっとがっかりしました。
夕食の料理はきしごんスイートに宿泊の場合はグレードアッププランとなっていて、メインは赤城牛ステーキ(約50g)と鮑ステーキ(約50g)となっています。
グレードアッププランの料理のお品書きは次となっていました。
お座付:自家製しその香り
先八寸:すずきの照焼・小袖玉子、隠元豆の胡麻和え、トマトのムース、ぎんひかりの昆布〆
椀替り:鱧と蓴菜の清汁 玉子豆腐・椎茸・三つ葉
造里:鱧と旬の鮮魚・妻いろいろ・山葵
焼肴:鮎の塩焼き・蓼酢
冷し鉢:ビシソワーズ もろこし豆腐と海老 ズッキーニ・絹さや
台の物:赤城牛ロースと鮑のステーキ 季節の野菜
箸休め:白瓜と蟹身の酢の物 茗妻・白舞茸
食事:もろこしご飯・香の物(群馬県産こしひかり使用)
水菓子:季節のフルーツ
食事はワインを頂きましたが、泡、赤、白のどれもリーズナブルな価格となっていました。
赤のヴェラエルタ・カベルネソーヴィニヨンと白のヴェラエルタ・シャルドネはセルフラウンジにある有料の飲み比べのアルコール飲料にありましたので食事前に飲んだのですが、こちらはあまり美味しくなかったのでお勧めしません。
まあヴェラエルタは1本600円ほどのリーズナブルなチリワインですからしょうがないのですが。
注文した泡系のカンティーネ・デルレは3,850円とリーズナブルな価格のイタリアワインで華やかな果実の香りに、スッキリとしていて爽やかな味わいの辛口スパークリングワインでした。
こちらは販売価格1,600円程のものですからお得だと感じました。
料理は運ばれて来たもの以外にうどんと味噌汁がレストラン内のカウンターに置かれていて、こちらは欲しい方が自分で取りに行くといったようになっていました。
レストランスタッフはほとんどが外国の方でスパークリングワインを持って来て開けてくれた方だけが日本人のスタッフの方でした。
海外のスタッフの方は日本語もしっかり話されますので対応は問題ないのですが、食べ終わって下げて欲しいお皿をテーブルの隅に置いておくのですが、お皿を下げないで次の料理を持って来て無理にテーブルにのせようとしますので少しイラっとしましたし、料理が出てくる順番も違っていました。
岸権旅館に宿泊の前日にもあつみ温泉の萬国屋に宿泊したのですが、萬石屋はプロが選ぶ日本のホテルで総合9位、おもてなし8位の宿に宿泊しましたのでレストランスタッフの対応の違いをとても感じました。
萬国屋のレストランスタッフは熟練した日本人スタッフの方ばかりでしたので、食事中料理の上げ下げなどとてもおもてなしされているという雰囲気が楽しめたのです。
生まれや育ちが違う海外の方のスタッフに日本人と同じレベルのおもてなしの心は難しいとは思いますが、がんばって欲しいものです。
岸権旅館はカジュアルな温泉旅館だと割り切ればこれらも含めて十分に楽しむことができます、ごちそうさまでした。
朝食は夕食と同じ2階にある食事会場の榛名で食べ放題のバイキングビュッフェが午前7時から行われます。
わが家は7時30分に行きましたが、会場はまだ空いていました。
席は自由となっていますので、こちらの札を席に置いて確保します。
会場にはオープンキッチンもあり、こちらでスタッフに注文してオムレツや目玉焼きを作ってもらえます。
料理は天ぷら、納豆、香の物、鮭塩焼き、鯖塩麹焼き、地鶏照焼、焼売、そば、うどん、赤城鶏の手羽南蛮漬け、鶏と野菜の酢豚風、茶碗蒸し、しらすおろし、温泉玉子、ゆばと蒟蒻の刺身、紅生姜フライ、もつ煮、群馬名物玉こんにゃく、出汁巻き玉子、蒲鉾、鶏唐揚げ、ベーコン、ウインナーソーセージ、ロースハム、オニオンリング、ポテトフライ、サラダバー、絹揚げ豆腐炊合せ、
焼き立てパン、シリアル、カレー、ご飯、お粥、味噌汁、お茶漬けコーナーがありました。
岸権旅館特製のカレーも美味しそうだったのですが、赤城牛の牛丼がありましたので、こちらを頂きました。
デザートはパイナップル、オレンジ、すいか、バナナ、フルーツポンチ、ヨーグルト、温泉饅頭の天ぷら、おはぎ、プチケーキ、コーヒーゼリーとなっています。
ドリンクは牛乳、トマトジュース、オレンジジュース、リンゴジュース、コーヒーがあります。
朝から赤城牛の牛丼でお腹一杯になりました、ごちそうさまでした。
駐車場は旅館敷地内にもあるのですが、台数が少ないのと宿までの道路の一部がすれ違いができないほど狭いところがあるので、少し離れた駐車場がホームページではお勧めされています。
わが家はスイートルーム宿泊でしたから宿の前に駐車したいとメールしましたらOKを頂きました。
岸権旅館の正面は階段街ですから駐車場に行くには裏手の道路から建物の下の狭い通路を通って行くことになります。
道路から建物の下の通路に入る路面は段差が大きいので車の下部が擦った跡がありましたので、私の車はエアサスの車高を上げるスイッチがありますので、押して車高をあげましたので無事通過することができました。
車高の低い車の方は擦ってしまうかもしれません。
正面前駐車場には13台の車が駐車されていました。
こちらでは車の鍵をスタッフに預けて駐車をしてもらう方式となっています。
ちなみに伊香保温泉小学校前の第4駐車場に駐車された方の旅館から駐車場までの送迎は午前9時からで、15分おきに出発すると表示されていました。
朝出発時間が早い方は事前に相談しておいた方が良いと思います。
こちらが建物前の道路でこの付近は道幅が広いのですが、この先は車1台分の道幅しかないところがあります。
ここで対向車が来たらどちらかが広いところまでバックしなければなりません。
道路から駐車場に向かう入口です。
建物下の駐車場までの通路です。
フロント前の階段街側にある駐車場です。
岸権の大浴場はどこもが黄金の湯を楽しむことができます。
宿もチェックイン時にまずどの大浴場が良いのか聞きましたら、まだ明るいことから景色を楽しめる展望風呂の六左衛門の湯に行くと良いと言われました。
場所はスパ棟の3階が男性用で4階が女性用となっています。
実際に3階の男性用に行きましたが、窓から見えるのは遠景の山はあるのですが、近くに廃墟ではないようですが古い鉄筋の建物があることからお世辞にも良い景色とは言えませんでした。
4階の女性用は窓がすりガラスとなっていますので景色を見ることができないので展望風呂といった雰囲気は無いと言っていました。
六左衛門の湯の利用可能時間は午後2時から翌日午前2時、午前5時から午前10時となっています。
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そこで六左衛門の湯をすぐに出て向かったのが本館1階にある又左衛門の湯です。
こちらはもっとも歴史のある古い浴場とのことで、とてもクラッシクな雰囲気が素敵でした。
カランの蛇口の部分も改修されていましたので快適にシャワーが使えてとてもくつろげました。
又左衛門の湯の利用可能時間は午後2時から翌日午前2時、午前5時から午前10時となっています。
又左衛門の湯の前にはリンゴ酢のドリンクが置かれていましたし、自動販売機コーナーもありました。
こちらでビールや酎ハイを買うことができます。
建物から出て道路を横断していかねばななない離れ露天風呂の権左衛門湯は体を洗う場所が無く、シャンプーは禁止となっていますので、かけ湯を浴びて入るだけとなっています。
窓の外は森の景色が広がっていますので、夏の夕暮れにはカナカナカナというひぐらし蝉の鳴き声を聞きながらお風呂に入ることができます。
権左衛門湯の利用可能時間は午後3時から午後11時、午前6時から午前10時となっています。
岸権スイートに宿泊しますと貸切風呂が1か所無料で利用することができます。
私たちはスパ棟の5階にある浮雲を利用しました。
エレベーターを降りますと係の方が居て案内してくれますが、源泉かけ流しの浴槽は湯もみをしておいてくれて適温にしておきましたと言われました。
また脱衣場には冷えたお茶のペットボトルが1本サービスで置かれていました。
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各浴室にはフェイスタオルが置かれていますので部屋からはバスタオルだけを持っていけば良いのですが、フェイスタオルを2枚使えば体も拭けますのでとても便利でした。
石段街の出入口には映画のテルマエ・ロマエで使われた足湯があります。
チェックイン時にもらえる館内図はこちらになります。
エレベーターは本館に1基とスパ棟の1基のみとなっています。
本館の大浴場がある1階の下がロビー階でこちらにフロントとセルフラウンジ、売店があります。
セルフラウンジは午後3時から午後10時、午前8時30分から午前11時まで利用できます。
こちらには無料のコーヒーやひとくちアイスがあります。
売店もありますがそれほど大きなものではありませんのでチェックイン後に階段街にお土産を買いに行きましたが午後5時でほとんどのお店が閉まってしまいました。
また饅頭店も売り切れとなっていましたので残念でした。
夕食後に階段街に観光に行こうと思ってフロントに夜の階段街はどのようになっているのか聞きますと、飲み屋しか開いていないとのことでしたので行きませんでした。
伊香保温泉の階段街の観光は旅館に早めにチェックインして行くことがお勧めです。
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