石川県の山代温泉のゆのくに天祥はプロが選ぶ日本のホテル旅館100選の総合ランキング5位の宿となっています。
ランキングはおもてなしや料理、客室や大浴場といった施設、館内で行われるイベントや四季の演出などの企画という4つの部門があり、それらの総体評価が総合となっています。
ゆのくに天祥が総合ランキング5位となったそれぞれの項目ランキングは次となっています。
おもてなし:4位
料理:14位
設備:5位
企画:5位
ゆのくに天祥には自家用車で行きましたので、道路沿いにあるホテルの玄関に近づきましたら玄関前のエントランスに係の方が居てこちらへと誘導されました。
荷物と同乗者を降ろしましたら係の方から車が大きいので広い駐車場まで誘導しますと言われ、旅館の道路を挟んだ反対側にある駐車場の駐車場所まで誘導してくれました。
フロントでチェックインを済ませますと部屋まで案内してくれました。
ゆのくに天祥には宿泊代金が最安値のスタンダード和室10畳で基本料理の白雲膳のプランで宿泊しましたが、食事の時にもおもてなしも十分に感じられてとても美味しかったですし、ロビーフロアで行われている各種のサービスも楽しめましたので心地よい滞在を楽しむことができました。
またチェックアウト時には玄関先にお見送りのスタッフが数名並んで立っていて、駐車場から出てくる帰りの車にお辞儀をしてくれ、手を降ってお見送りをしてくれます。
駐車場から出る車が複数台であってもそれぞれにお見送りをしてくれるのです。
このお見送りをしてくれるのは個人的にはとても好きで、宿泊客を歓迎してくれていたのだなと思えるのです。
ゆのくに天祥がおもてなしでは第4位となっているのが十分に納得がいきました。
山代温泉に再訪するのであればまた泊まりたい宿だと思いました。
ゆのくに天祥は全146室の大型旅館で最大の上得意のお客は団体客のはずですが、個人旅行で宿泊してもおもてなしをとても感じることができた宿でしたから、個人手配旅行の方にもおすすめできる宿です。
宿泊する部屋は最安値のプランですから白雲の館の踏込みと2畳の広縁のある和室10畳でした。
大人2名で宿泊するには十分の広さの部屋でした。
2人旅ですから十分の広さで、布団を敷いても広縁にある椅子セットでくつろいでテレビを見ることができました。
2畳の広縁にある椅子も使えます。
部屋の窓からの景色は良いものではありませんが、眺望の宿ではありませんので問題ありません。
スタンダードの部屋ですが水廻りも改装されていてとても奇麗で使いやすかったのです。
洗面所のボウルは2か所ありますので便利ですし、トイレも広くて快適に利用できました。
バスルームもリニューアルされていてとても奇麗でした。
洗面台には歯ブラシセット、ブラシ、化粧水、乳液、ヘアトニック、ヘアリキッド、ハンドソープが置かれていました。
ドライヤーは備え付けタイプですから風量がありませんが、自宅から使い慣れたドライヤーを持って行っていますので問題ありません。
大浴場には洗面台が混んでいる時には髪の毛をタオルどらいして部屋まで来て、ゆっくりと部屋で髪を乾かすことができますので、旅行用の風量もしっかりあるハンディドライヤーを持って行きますと重宝します。
水屋にはお茶セットと湯沸かしポットがあり、冷蔵庫には有料のビールやソフトドリンク、ミネラルウォーターがあります。
湯上りに部屋でビールが飲めるのはとてもありがたい事です。
冷水ポットは部屋に置かれていませんので冷蔵庫のミネラルウォーターを飲むか、チェックイン前にコンビニで買ったミネラルウォーターを冷蔵庫に入れると良いでしょう。
部屋でお茶を飲むのでしたら洗面台の水栓から水を湯沸かしポットに入れてお湯を沸かすことになりますが、我が家は大浴場にあるウオータークーラーの水をペットボトルに入れて持って来てお湯を沸かしました。
冷たい水もペットボトルに入れたウオータークーラーの水を冷蔵庫に入れて飲みました。
布団は食事に行っている間に敷いてありましたが、薄いマットが布団の下に敷かれていてだけでしたので、横になりますと腰やお尻の部分で畳を感じる底付き感があったことから、押し入れにあるマットをもう1枚足して敷いて2枚重ねにして寝ましたら快適でした。
細かい問題点もありましたが、宿泊代金からからしますと水廻りも改装されていて、きれいに掃除もされていますのでベーッシクプランであっても快適な滞在ができました。
白雲の館のベーシックな部屋への宿泊プランでしたが、ホームページから直接予約したためなのか部屋の場所は食事のレストランや大浴場への移動でも便利に行ける棟の5階の西側の部屋でした。
館内のエレベーターにはこのような表示がしっかりされていますので、館内移動もスムーズにできます。
いつもはベッドに寝ていますので布団から立ち上がるのが大変と感じることもありますが、寝るだけの部屋としては十分にくつろげる部屋でした。
ゆのくに天祥の大浴場の場所は3階にある「悠幻の湯殿」と、1階にある「滝見の湯屋」と「九谷の湯処」の3か所となっています。
3か所の大浴場は時間による男女入替が行われています。
大浴場の利用可能時間は24時間入れるのではなく、深夜から午前5時までは入ることが出来ません。
3か所の大浴場は男女の入れ替えが行われています。
悠幻の湯殿には露天風呂と寝湯の露天仕切り湯、ぬる湯とあつ湯の内湯があり、その様子はこちらになります。
滝見の湯屋には露天かめ風呂と露天桶風呂、露天五右衛門風呂と大きな岩のある内湯があり、その様子はこちらになります。
九谷の湯処には露天石風呂や露天五右衛門風呂、露天桶湯と内湯、サウナと水風呂があり、その様子はこちらになります。
大浴場を実際に利用した感想は、ゆのくにという名前からもっと広い浴場なのかと思っていたのですが、実際はそれほど大きく感じませんでした。
それでも3か所の大浴場があるため湯めぐりが楽しめるのは良いと思いました。
大浴場の洗面台に置かれているドライヤーは風量がありますので髪はすぐ乾きますので快適でした。
アメニティは男性用がスキンローション、ヘアトニック、ヘアリキッドがあり、女性用は洗顔料、美容液、化粧水が置かれています。
高級旅館としてはもう化粧品類の数とランクをがんばって欲しいと思いました。
使い慣れたものを自宅から持って行けば良いのですが、やはり高級旅館に宿泊時には手ぶらで行けるのが気軽でありがたいのです。
夕食の場所は高級プランの方は個室食事処なのですが、私たちはベーシックプランですから広いバンケットホールの鳳凰でのテーブル席でとなります。
鳳凰の入口には係の方が居ますので席まで案内してくれます。
食事の内容は基本料理の白雲膳です。
料理のお品書きは次となっていました。
食前杯:加賀の柚子とはちみつを使用した加賀柚子ジュース
前菜:旬の海の幸 山の幸 珠洲の塩豆腐 菊花茸寄せ 紅ズワイタタキ 水雲 二色串 赤魚紅葉焼 茶巾 零余子蒸丈
酢の物:津和井蟹 若布 合わせ酢
椀物:加賀九谷野菜万頭
お凌ぎ:天祥棒茶うどん
造里:間八 鮪 蛸 甘海老 あしらい
火取り:肉三昧しゃぶしゃぶ鍋 国産牛肉 鶏肉 加能豚 豆腐 葱 榎茸 生麩
蓋物:加賀治部煮 鴨 簾麩 子芋 豆腐 法連草 花麩 山葵
食事:加賀産米こしひかり
留椀:すぱクロくん真蒸 湯葉 三つ葉 蓮根 天祥昆布 口取り
香の物:盛合せ
水物 フレッシュフルーツ みかんムース
ワインはとてもリーズナブルでフルボトルの白のコートデュローヌブランメゾンレアレキサンドランを頂きました。
ミディアムボディの辛口ワインで定価の2倍ほどの価格となっていましたので良心的な価格で、カニやお刺身を美味しく頂くことができました。
酢の物のカニは量がありませんがワインのあてにはこれで十分でしたし、お造りの間八も新鮮でしたので美味しく頂くことができました。
肉三昧しゃぶしゃぶ鍋は国産牛肉、鶏肉、加能豚の3種類の味の違いを特製出汁で楽しめました。
蓋物には鴨肉が使われていましたので、4種類の肉の味を楽しむことができました。
留椀の中には山代のゆるきゃらのすばクロ君の真蒸が入っていましたし、昆布には宿の天祥の切り抜きがありました。
料理の量は基本プランでもお凌ぎのうどんや、加賀産のこしひかりのご飯と美味しい漬物がありましたので十分にお腹一杯になりました。
豪華な料理ではない基本料理の白雲膳でしたが十分に美味しくて満足できました。
夕食の時間はチェックイン時の部屋まで案内して頂いた中居さんと相談して決めますが、今回は午後6時からをお願いしました。
レストランでは係の方が料理を食べる状況をよく見て頂いていたようで、次の料理を出して頂くタイミングはとても良く、とてもおもてなしを感じました。
料理についての説明もしっかりして頂きましたし、味についても聞かれるなど、とても接客が良い旅館だと評価されている理由がわかりました。
夕食は宿泊代金から考えますとコストパフォーマンスが高く大満足でした。
朝食の時間は朝ゆっくり起きたいと思い午前8時からとしてもらいました。
食事の場所は夕食と同じ場所の鳳凰でとなります。
朝食の料理のお品書きは次となっていました。
お目覚めに:体に優しい野菜ジュース
自家源泉蒸し焼:ホウホウのいしる焼き
当館おすすめ:自家源泉で作った温泉卵
北陸の郷土料理:地物の白身魚を伝統の昆布締めで(車鯛 梶木)
やわらか豆 国産大豆と青海苔佃煮
蓋物:加賀車麩博多煮 野菜信田巻 昆布巻 青味
サラダ:新鮮野菜と加賀産ブロッコリー オリジナルドレッシング
こだわりの豆腐:石川県産大豆の自家製豆腐 すくい湯葉 生姜餡
ごはん:麦とろご飯(加賀産コシヒカリと加賀の大麦)
朝の彩り:浅漬け(大根 胡瓜)茄子 青菜 福井の梅干し
味噌汁:加賀老舗114年井村商店の木桶熟成味噌汁鍋(あおさを入れて)
昆布締めはとても美味しく、ご飯がすすみます。
麦とろご飯も麦ごはんが美味しいのでおかわりしそうになりました。
ただ、料理の量がありますので麦ごはんはおかわりしなくてもお腹いっぱいになりました。
朝食も満足できる内容とおもてなしでした。
食事後には1階にあるラウンジでコーヒーをセルフで頂けます。
1階ロビーではいろいろなサービスが行われていました。
フロントロービーに入ってすぐの所には生卵が置かれていて、午後3時30分から午後7時までロビー前の屋外にある源泉に入れて自分で作る温泉卵の手造り体験が行われていました。
セルフドリンクコーナーではホットコーヒー、オレンジジュース、緑茶が午後3時から午後11時、午前6時から午前11時の間に飲み放題となっています。
すぐ隣では午後4時から自家製季節のゼリーと蒸し温泉まんじゅうのサービスが行われます。
お風呂に入る前にこれらを食べておくのもおすすめです。
朝もセルフドリンクコーナーではホットコーヒー、オレンジジュース、緑茶が飲み放題となっていますし、デザートや温泉蒸しじゃがいもも用意されていますので朝食後や朝風呂の後に楽しむのがおすすめです。
またロビーにあるギャラリーラウンジの湯の花では午後の入浴の後にアサヒスーパードライのエクストラコールドがお得な値段にて提供されていましたので迷わず頂きました。
温泉卵は湯上りのビールのおつまみにもおすすめです。
売店の営業時間は午後3時から午後9時30分、午前7時30分から午前10時30分となっています。
お土産店では塗り物、民芸品、お箸、九谷焼、加賀友禅、金箔工芸などが販売されています。
また1階の大浴場付近では午前7時30分から朝市が行われていて、我が家は美味しそうでした赤かれいの一夜干しと真いかの一夜干しを購入しました。
生鮮品のお土産は自宅に持ち帰るのに時間がかかるのですが、サービスで発砲スチロールの保冷ボックスと保冷剤をもらえるので問題ありません。
自宅の朝食で購入した赤かれいと真いかを食べましたが美味しかったのでおすすめです。
ゆのくに天祥をチェックアウトしてから加賀市にある石川県九谷焼美術館に行きました。
車で12分ほどで行くことができますし、無料の駐車場も広いので便利です。
こちらで九谷焼の名品をじっくり観察できましたし、2階にある売店で九谷焼の価格も調べることができました。
鑑定団気分ですばらしい九谷焼をじっくり見るのも面白いものです。
そして九谷焼の知識を身に着けてからリーズナブルな九谷焼を買おうと九谷陶芸村に行きました。
九谷陶芸村は石川県九谷焼美術館から35分ほどで行くことができます。
こちらでセール品も購入できましたし、現代作家の器も購入できました。
家の夕食でも器が良いと温泉旅館の会席料理のような盛り付けができて、食事を楽しむことができますのでおすすめです。
九谷陶芸村で器などの定価はしっかり書かれていますが、交渉しますと値下げしてくれます。
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