登別温泉郷は硫黄泉、塩化物泉、明ばん泉(含アルミニウム泉)、芒硝泉(硫酸塩泉)、緑ばん泉(含アルミニウム泉)、鉄泉(含鉄泉)、酸性泉、重層泉、ラジウム泉と9種類もの多彩な泉種を持つ珍しい場所で、ここだけで国内の泉質の半分が楽しめてしまうという温泉郷です。
登別温泉郷はいたるところから源泉が沸いていて自然湧出量は1日1万トン、源泉温度は45℃〜90℃の高温泉となっています。
その多くは地獄谷からで、今でも活火山として活動を続けており、毎分3000リットルもの温泉が湧出しているのです。
地獄谷は日和山の噴火活動によって出来た直径が約450メートル、面積が約11ヘクタールの爆裂火口跡で、谷に沿って多くの噴気孔や湧出口を見ることができ、ボコボコという音と共に白い煙を上げながら煮えたぎる光景はまさに地獄という名前の通りです。
登別が温泉地として使われだしたのは江戸末期からですが、明治末期に日露戦争の傷病兵保養地として登別温泉が指定されたことから、知名度が一気に上がりました。
そして交通の発達により登別温泉への訪問者数が増え、北海道最大級の温泉地として発展することになりました。
登別温泉の観光スポットのナンバーワンはやはり登別地獄谷です。
他には無い壮大な景観を見ることができる遊歩道の散策はぜひ行きたいものです。
登別地獄谷に行くのであれば約520メートルの場所にある大湯沼にも遊歩道で行くと良いでしょう。
途中に大湯沼を見下ろせる展望台があり、 上から見る眺めも良いです。
大湯沼は日和山が噴火した時の爆裂火口跡で、周囲1kmの温泉のひょうたん型の沼です。
沼の温泉の表面の温度は40〜50℃で深い所だと130℃もあることから沼から立ち上がる湯気がすごいのです。
大湯沼も迫力があり、自然の偉大さを感じることができます。
大湯沼には駐車場もありますので、時間がない時や足に自信がない人はここまで車で来る事もできます。
大湯沼の温泉は高温なので絶対に足を入れてはいけませんが、大湯沼川の下流は適度に冷やされて天然の足湯として楽しめる場所があります。
森林浴をしながら入る足湯は癒やされる時間となります。
北海道で個人的に食べて感動したのは海鮮のネタの新鮮さと味です。
登別温泉で地元前浜や登別漁港で捕れた新鮮な魚介がリーズナブルに楽しめるのが「温泉市場」です。
お店ではその日に水揚げされた新鮮魚介を現地価格で販売されているのですが、地下と1階にある生け簀で管理された捕れたての魚介を味わえる食事処が1階にあります。
10色前浜丼やえぞあわび丼、活帆立あまえび丼、うに丼などどれを食べようか迷ってしまいます。
4月から6月には噴火湾産のぼたんえびが期間限定で提供されますので絶対に食べたいものです。
炉端で焼き上げられた熱々のホタテや牡蠣も美味しそうです。
温泉市場でしか味わえない地獄のかにめしはていねいにほぐした毛ガニにキムチのタレを加えて卵黄をのせたユッケ風の丼です。
海鮮を使った登別閻魔やきそばも人気となっています。
サイトは温泉旅館やホテルについて調べた時点の情報となっています。
記事内容が最新の情報と違っている場合がありますのでご容赦ください。
当サイトの記事等で問題がございましたら直ちに訂正させて頂きます。
大変申し訳ございませんがご連絡を頂けます様、よろしくお願いいたします。
サイト管理者連絡先
sutekinatabinotomo@yahoo.co.jp