福島県の飯坂温泉と穴原温泉の違いについてと観光とグルメについて教えます

福島県の飯坂温泉と穴原温泉の違いについてと観光とグルメについて教えます

飯坂温泉と穴原温泉について

飯坂温泉は福島市の北部にある、摺上川沿いに温泉旅館が立ち並ぶ東北屈指の歴史ある温泉地です。

 

松尾芭蕉が奥の細道の途中に立ち寄ったとされる古湯で、鳴子温泉、秋保温泉と供に奥州三名湯のひとつとなっています。

 

穴原温泉も摺上川沿いにあり、飯坂温泉街から2kmほど上流にありますので、奥飯坂温泉という名称で呼んでいる旅館もあります。

 

 

飯坂温泉は華やかな繁華街にありますが、穴原温泉は自然に囲まれた場所で奥座敷の温泉地といった雰囲気です。

 

飯坂温泉の泉質は無色透明で微弱に苦味があり臭いがない弱アルカリ性単純泉で、穴原温泉の泉質は弱アルカリ性単純泉またはアルカリ性単純泉です。

アクセスについて

アクセスは飯坂温泉まではJR福島駅から福島交通飯坂線に乗り換えれば25分ほどで飯坂温泉駅まで行くことができます。

 

穴原温泉は飯坂温泉駅からは公共交通機関がありませんのでタクシーを利用するか宿の送迎サービスを利用します。

観光について

湯めぐり

 

飯坂温泉には共同浴場が9カ所ありますので飯坂温泉旅館協同組合で販売している湯めぐり切符を使って湯めぐりを楽しみましょう。

 

一番有名なのが松尾芭蕉も入ったと伝わる歴史ある湯の鯖湖湯で、飯坂温泉といえば古風な木造建築の鯖湖湯を思い浮かべる方も多いのです。

 

 

他にも昭和40年に改修された切り傷によく効くといわれている切湯、昭和37年に住宅街に造られた共同浴場として親しまれている導専の湯、約1,200年の歴史がある波来湯、昭和37年に福島盆地が一望できる高台に造られた大門の湯、昭和37年に八幡神社や八幡寺の近くに造られた八幡の湯、昭和43年摺上川にかかる十綱橋のたもとに造られた共同浴場の中では最も新しい十綱の湯、昭和42年に現在のところに移築された仙気の湯、天王寺湯と穴原湯をあわせて昭和61年に移築した天王寺穴原湯があります。

 

 

飯坂温泉駅には電動レンタサイクルがありますので、電動レンタサイクルを使って湯めぐりはいかがでしょうか。

 

中野不動尊

 

穴原温泉から車で10分ほどのところに日本三大不動尊のひとつで約830年の歴史ある古寺の中野不動尊があります。

 

 

厄除(やくよけ)、眼守(がんしゅ)、三ヶ月(みかづき)の三不動明王が祀られていて、願いが真剣であればどんなことでも叶えられるといわれており

 

またご本尊は厄除け不動明王ですから特に厄除けや難避けの御利益があると言われています。

 

 

大日堂の下層には洞窟めぐりがあり、洞窟に入ってすぐのところに不滅の燈明があり、これはこの山を開いた恵明道人が灯した聖火で、平安時代から燃え続けているそうです。

グルメについて

飯坂温泉と穴原温泉のグルメといえば円盤餃子とラジウム玉子が人気です。

 

円盤餃子は福島名物ですが飯坂温泉にも餃子の名店が数多くありますので食べることができます。

 

 

またスープがあっさりして国産小麦100%の平打ちストレート麺の飯坂ラーメンも人気ですから、ラーメンと円盤餃子のセットもおすすめです。

 

 

ラヂウム玉子は日本で初めてラジウムが確認された飯坂温泉発祥の温泉玉子で、黄身はトロトロで白身はフワフワの食感がたまりません。

 

大正時代に阿部留商店の二代目がラヂウム玉子を開発しましたが、今では多くのお店でラヂウム玉子が販売されています。

 

飯坂ラーメンにラヂウム玉子を入れて食べるのもおすすめです。

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